第48回関東腹腔鏡下胃切除研究会にあたって当番世話人 民上 真也 (聖マリアンナ医科大学 消化器・一般外科)

この度、第48回関東腹腔鏡下胃切除研究会の当番世話人を拝命いたしました
聖マリアンナ医科大学 消化器・一般外科の民上 真也でございます。
2025年10月25日(土) 御茶ノ水ソラシティホールにて本研究会を開催する
運びとなりました。歴史と伝統のある本研究会を本学で開催させていただける
ことは、大変光栄であり、またその責任の重さを深く感じております。
本研究会は、胃癌に対する内視鏡外科手術を中心に、実践的な情報を共有して手術技術の向上に寄与することを目的としております。近年、胃癌に対する外科治療は大きな変革期を迎えております。腹腔鏡下手術の技術進歩に加え、ロボット支援手術の導入と普及は加速度的に進んでおり、手術の安全性や精度向上に大きく寄与しております。一方で、機器の操作性や術式の標準化、さらには若手医師への教育体制の構築など、新たな課題にも直面しております。
今回の研究会では、ロボット支援胃切除に焦点を当て、ロボット支援胃切除の技術認定医合格者による発表をはじめ、ハイボリュームセンターにおけるロボット支援胃切除の教育体制、Hybrid RASの導入における工夫や課題、またトラブルシューティング(ヒヤリ・ハット)など、多角的な視点からのテーマを予定しております。さらに、エキスパートの先生方による食道胃接合部癌に対する郭清・再建手技に関する講演も予定しております。
“学びと共有”の質を高め、次世代の外科医にも刺激となる研究会を目指してまいります。活発な討論と意見交換を通じ、知識と技術のさらなる向上に資する機会となれば幸いです。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げておりますとともに、本研究会へのご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
第48回関東腹腔鏡下胃切除研究会
当番世話人 民上 真也
聖マリアンナ医科大学 消化器・一般外科